
本日の練習時間/120分。
ノルマ達成にむけて挽回中です。
本日は、遅れていたバンド活動のベース音源を録音してアレンジの方に送ってみました。
音源はベース単音で録音しました。
こうして他の楽器の音を入れずにベースだけで聴くと、セッションなどでの演奏を録音するのと違っていろいろ気がつく所がありますね。
録音を改めて聴いてみて一番気になったのは、なんだか1音1音がすごく短い事です。
特に、控えめに小さめの音で弾いている時に顕著に表れていました。
普通の音量でバシバシ弾いている時にはそれほどでもないのですが、小さめの音で弾くと音と音の間の無音の時間がもの凄く長くなってしまうんです。
ボーンボーンボーン・・・
ではなく、
ボン、 ボン、 ボン、 ・・・
といった感じでしょうか。
普通に弾いている時には、右手の指先を振り抜くスピードもそこそこありますが、小さな音にした時には指先もゆっくり弦をはじく感じになってしまっているのがいけないようです。
指先の動きが遅くなる分、
弦に触れる→弦をしならせる→弦が指から離れる
といった動作の時間も長くなってしまいます。
指先に弦が触れてから離れるまでの間というのは音が消えてしまうため、この時間が長くなればなるほど、音が短くなってしまいますもんね。
この事をほとんど気にせず、音量の事しか考えずに音を出していたのがいけませんでした。
バラードなどで静かに演奏している時なども、まさにこの状態になっていたと思います。
右手を素早く振り抜きつつ、小さな音を出すというのもなんだか難しいです。
右手の指先で弦に触れる位置を、普段よりも浅くしてみたりなどしてみましたが、そうすると音は小さくなっても音が出るタイミングも変わってくるのがまた難しいです。
このあたりはまだまだ研究が必要ですね。
小さな音の時に限らず、1音1音をしっかり伸ばすという事を、あらためて意識するように心がけようと思いました。
音切れの原因は、一つは左手指の押さえが次の音までキープ出来ていない(たっぷりしたテヌートで弾けない)ためが大きいと思います。
弦高が高めですとこの傾向が強く成ります。
以下に重要な三点を表記します。
>素早い押弦
>次の音までのたっぷり、キッチリとしたテヌート奏法。
>次音の発音とほぼ同時の素早い離弦。
ジャズのウォーキング/ランニング・ベースに於けるスイングする秘密!?は意外にもカンタンで
『キッチリした鉄壁のタイムキープ』と
『テヌート奏法』の二点です。
次にピチカートの際に弦振動を止めてしまっていないかもチェックポイント。
せっかく左手がシッカリとテヌート奏法出来ていても右手のピチカートで阻害してしまっては台無しです。
>深く掛け過ぎて一瞬、音をミュートしてしまう
>ピッキングスピードが遅い→弦に触れる時間が長い(=音の立ち上がりが遅い)。コレも音を一瞬ミュートしてしまう原因
コチラもチェックしましょう。
先ずは、開放弦での練習が良いでしょう
◎音詰まり、音切れの問題はこの左右の悪癖が相互に絡まって、連動している場合が多いと思いますので、常に上記の点に留意して練習、演奏して行きましょう。
ガッツリ押さえ込むと、ある時点からは響きや鳴りを阻害してしまうようになります。
更には、ポジション移動にも障害に成ります。
先ずはメトロノーム60位のゆっくりのテンポで二分音符(/全音符)等から始めましょう。
>押弦離弦のスピード。(素早い押弦、離弦動作)
>押弦、離弦、移弦のタイミング。
>押弦の圧力。各指のバランスと形。
話は飛躍しますが、ジャストビートで刻める(キープ出来る)と、
おなじ事をしていても、何故か、音が太く厚く大きく聞こえるようになります。(音量は関係ない/小音量でも音が抜けて来ます)
反対にビートがふらつく、モタる、走るなどベースが居るべきジャストの位置にビートが来ていないと、頼りなく線の細い感じに聞こえます。(爆音でも)
同様に音程もジャストピッチでは音量や音色があたかも上がって大きく、太く聞こえます。
ハズレるとこの反対に、
更にはベースのピッチが悪いと全体に及ぼす影響も大きくなります。
特にデキル歌屋(ボーカル)さんの場合は、概ねベースを聞いてピッチを採りますから、
もしベースが音痴だと歌屋も釣られて音痴になる可能性が有ります。
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