ウッドベース弾き方メモ

ウッドベース初心者大歓迎。ウッドベースの弾き方を知ってるベテランさん大歓迎。ウッドベースに興味がある方大歓迎。通りすがりさんも大歓迎。
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↑写真は修理中のビオラです。
昨日、自分の楽器を調整に出した際に、そこの工房に置いてありました。
そんなわけで僕の楽器は、駒の調整等で一晩入院となりました。

ちなみに↑で「ビオラです」などと、偉そうに書いてみましたが、置いてあったこの楽器を見て僕は工房の方に、「このバイオリンっていくら位するんですか?」と尋ねてました。
バイオリンとビオラって、並んで置いてあったらなんとなく違いがわかります。
だけど、ビオラを単体で置かれていても、サイズの見分けは未だにつかないです。



ウッドベースを始めるまでは、チェロとコントラバスのサイズの違いですらなんだかよく解っていませんでした。

実際、コントラバスを見て「あっ、チェロが置いてある!」といった声を耳にする事ってよくありますよね。
今でこそ、コントラバスとチェロなんて、明らかに違っているように感じるようになりましたが、楽器をやってない人達からすれば、どっちでも良い違いですもんね。

言ってみれば、パンに塗るのがバターかマーガリンかの違いであったり、うどんにかけるのが一味唐辛子か七味唐辛子かの違いと同じような感覚でしょうか(?!、こういうのって個人差が大きいかも)



で、↑写真のビオラなんですけど、元々の価格は70?80万円位の楽器だそうです。
写真だと結構綺麗に見えますけど、なんだか煤けた感じで無造作に置いてあったので、まさかそんなに値段が張る楽器だとは思いませんでした。
失礼ながら、お正月に神社の焚き火の横に置いてあった廃材と同じような汚れ方なんですよね。

まあ、元は70?80万円といっても、表板の割れの補修がされているため、今ではもうちょっと値段が下がるそうです。



ちなみにこの「割れ」ですが、僕は楽器の表面から見ても割れている事がわかりませんでした。
写真だと左上の方に、四角い板が並んで張ってありますよね。
バイオリンやビオラの場合には、こうした小さな板をニカワで貼り付けて補修がされているとの事です。



楽器の内部って、普段はなかなか目にする機会が無いので、僕にとってはなんだか新鮮で凄く興味深かったです。
それにしても、あの表板の補強用のイカの骨みたいな木(あれっ、なんて言うんでしたっけ。。。昨年このBLOGで教えてもらったばかりなのにすみません)とか根柱が、ど真ん中ではなくて、少し横にずれているといった事が、なんだか未だに不思議に感じます。





ところで、昨日この工房さんでは、国内の弦楽器の中間流通関連のご担当者さんもいらっしゃいました。
そこで、話題が国産メーカーの話になったのですが、思った以上に残念な内容だったのでちょっといろいろ書いてみます。





昨日の話に出てきたのは、国産メーカー3社さんでした。
そのうち1社さんは弓のメーカーさんで、他2社はコントラバス本体のメーカーさんです。
どのメーカーさんもそれなりの数を量産しているところです。
(あまりよろしくない内容がほとんどなので、一応名前は伏せさせてください。)



上記3社のうち、弓のメーカーさんに関しては、工房の方も、流通関係の方も、どちらからも評判が良かったです。
「あそこは対応も良いし、物も凄くしっかりしてますよ」といった内容でした。

ところが、コントラバス本体のメーカーさんに関しては、お二人とも苦笑いなんですよね。



大雑把な内容としては、購入直後のクレームや補修依頼が頻繁にあるといった事のようです。
更に、このうちの1社さんに関しては、とにかく何か問題が起きても、なかなか連絡がつかないのが困るといった内容でした。
(一応僕も頻繁に耳にした事があるメーカーさんです)

ニッポンの技術力(楽器というわけではなく)を信頼している僕にとっては、なんだか残念で結構ショックです。





昔競技で自転車に乗っていた頃、物作りニッポンの技術力って、やっぱり凄いんだなと思ってました。
自転車の歴史も文化も圧倒的に違うヨーロッパにおいて、ヨーロッパの伝統的なメーカーであるカンパニョーロを差し置いて、日本のシマノが大半のプロチームで採用されていました。
このシマノを筆頭に、自転車の世界選手権の現場においても、日本のガード下の工場みたいなメーカーの製品が、各国のチームに多数採用されて世界記録を量産してました。

こうした事って、物作りニッポンの技術力といった事を肌で感じられて、なんだか凄く誇らしい気がしていたんです。





昨日、お話しさせていただいた工房の方と流通の方に、楽器(コントラバス本体)においてはジャパンクオリティみたいな事って無いんですか?といった事を尋ねてみました。
すると、やっぱり苦笑いで、「やっぱりヨーロッパの方が良いんじゃないですか」といった回答でした。



以前から僕も、ヨーロッパ、特にイタリアの楽器が評価が高いといった話は耳にしてました。
だけど、こういうのってブランドイメージの問題だったりするのかと思ってたんです。

その点を聞いてみると、たしかにそうしたイメージに引っ張られている部分はあると思うとの事です。
更に、ヨーロッパの楽器の場合、国産メーカーと比べて中間流通や小売店における利幅もあるので、流通各社における対応が国産メーカーの楽器よりも丁寧になるといった事もあるだろうとの事でした。

ただ、そうした事を差し引いても、やっぱりヨーロッパの楽器の方がまだまだ良いのではないかといった見解でした。
(個人のビルダーさんは除いての話です。)




昨年末に僕自身が入手した楽器でも、作業が雑だと思える箇所が多々あったので、昨日の話に関してはなるほどと思わざるをえない所が多かったです。

だけど、なんだかこうした事って凄く残念ですよね。
シマノをはじめとした自転車のパーツやホイールであれば、プロショップやメカニックの方と話していても、海外製品と比べた時のネガティブな話なんてほとんど出てこなかったんですよね。



小さい頃から、ニッポンの物作りは凄いんだと教えられて育ってきましたし、僕自身も本当にそう思ってます。
同じ、「木」を加工している宮大工さんの技術力なんかは世界的にも評価が高いわけですしね。
弦楽器メーカーさんも、世界中の多くの人から評価されるクオリティになって欲しいと心から思います。



昨日はこうした評価で捉えられている事を聞いて、なんだかちょっと残念な感じがしてました。





追記:
本日の日記はあくまでも、昨日お会いしたお二人の話を元にした僕個人の感想です。
とはいえ、ちょっと批判的な色合いが強くなってしまった感じはするので、もしもお気を悪くされてしまった方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
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