
昨日はライブに出かけてきました。
音楽のライブなんですけど、演奏ではなく(?!)トークライブです。
『現場からみた「音楽の現在と未来」』⇒
これ、期待を遥かに上回る面白さでした。
ライブハウスの現場から、ライブハウス店長の西村等さん。
インターネットメディアの立場から、インターネットニュースサイト運営会社代表の柏井万作さんと司会の高山曜一さん。
流通の現場から、ディスクユニオンの通販部門責任者の竹内朝彦さん。
音楽ではなくライター(物書き)さんとして、インターネットメディアを活用している成功事例の津田大介さん。
↑こうした、音楽/バンドのマーケティングを構成する重要なファクターの専門家さん達のトークライブです。
先程確認してみたところ、早速トゥギャッてくれた方がいらしたようでしたので、そちらもリンクを貼っておきます。
昨日出かけたトークライブのtogetter⇒
トゥギャッターでは数字が伏せられていたりしますが、現場ではかなり生々しい数字もオフレコ前提でとびかってました。
ライブが終わってみて印象的だったのは、こうした専門家さん達が集まっても、そこに答えは結局無かったんです。
インターネットメディアを活用したプロモーションと、最終的なマネタイズの手段に関しては、専門家さん達もまだ手付かずであったり、試行錯誤している状況なんですよね。
よくあるビジネス関連の講演のように、「○○するには××すると良い」的な、現状に対する明確な答えが無いんです。
だけどその答えを探して、専門家さん達が、それぞれの立場の専門知識や事例などの紹介を含めて話してくれている様子は、なんだか新しい発明や発見が生まれる前夜のような感じで、すごくワクワクさせられました。
CDが売れない!といったネガティブなニュースをよく目にします。
だけど、今まさに時代の変わり目なので、これから音楽で収入を得ようとしている人達にとっては、これまで以上にチャンスが溢れている魅力的なタイミングであるように心から思えました。
自分自身の趣味の音楽活動を楽しくしていく意味でも、是非昨日のトークライブで得た情報や刺激を活かしていきたいです。
と、ここまで、このBLOGを読んでくださっている方との温度差を気にせずに、熱くなって書き殴ってしまいましたが、最後にちょっとだけ、驚いた数字(?)を書いてみます。
昨日の会場になった新代田Feverさんですが、オープンしてまだ約3年の新しいライブハウスです。
店長さん兼社長さんは、下北沢の有名なライブハウスで10年ほど店長をつとめた後に、このライブハウスをオープンしたとの事でした。
ステージ12坪+客席で約21坪。
その他に、飲食スペースとして36坪があるとの事です。
飲食スペースはともかく、ライブハウスのスペースは特別大きなサイズではないですよね。
家賃はオフレコとの事だったのですが、当然○十万円よりも0が1つ多い金額です。
で、驚いたのは、このお店の開業費(防音等の改築含む)です。
ライブハウス前に入っていたテナントがスーパーだったらしいのですが、出来るだけお金がかからないようにスーパーの設備や作りは出来るだけそのままにしてあるとの事です。
それにも関わらず、開業(改装?)にあたっては億近い額がかかったみたいなんです!
ライブハウスって、そんなにお金がかかるんですね?!
それだけの資金を集める事が出来た社長さんにも感服です。
店長さんのお話だと、オープンして最初の3年は、ライブハウスの名前を売る宣伝期間かなと当初は考えていたそうです。
しかし実際には、オープンから半年程度で利益が出始めたとの事でした。
これだけの初期投資をしておきながら、短期間でしっかり利益を出していけてるって、やっぱり凄いです!
音楽関連では本当にネガティブなニュースばかりが目につきますが、この話を聞いてまだまだ元気な音楽業界を垣間見れたようで嬉しくなりました。
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