
先週末も、池袋「マイルス・カフェ」さんの超超初心者ジャムへ参加させていただきました。
前回は、ただただ何もわからないまま帰ってきた感じだったので、明確な課題を見つけたいと思い、2週続けて参加してみました。
今回はまず1つ、大きな体験を出来ました。
演奏中にオーナー兼先生のマイルスさんから、僕に対して指示をいただきました。
その途端に、頭の中からベースラインがスコンッ!と飛んでしまったんです。
大勢の人に注目されながら弾いていて、かなり緊張していました。
そこへマイルスさんからの指示をいただいたことで、何か頭の中が一瞬ショートしたようです。
あせってなんとか元に戻ろうと思うのですが、尚更ベースラインが出てこなくなってしまい、ますますあせってしまう悪循環に陥ります。
技術が無いことは解りきっているので、演奏が単調なことや時々音をはずしたり、間違えたりといったことはある意味仕方無いと思っています。
ただ今回、動揺して弾けなくなったというのは、自分の気持ちの弱さに対してがっかりでした。
マイルス・カフェさんの超超初心者教室では、課題曲の「Bags Groove」しか演奏しません。
この曲は、「はじめてのジャズ・ピアノ・トリオ」を購入した7月から、ほとんど毎日、何度も弾き続けていました。
そのため、演奏中にベースラインを忘れるなんてことは考えもしませんでした。
これは本当に良い体験をが出来たと思います。
人の目があっても、一切動じない強い気持ちを持てるよう、次回以降改めて頑張ります。
ところで具体的な課題ですが、マイルスさんからは2つの指摘をいただきました。
1-手の重さを利用して、もっとしっかりと弾く。
2-スイング感、グルーブ感を覚える。
1-に関してマイルスさんからご指摘いただいた直後に、たまたま「よしみ せいいち」さんという、プロのベーシストの方の演奏を見せていただくことが出来ました。
衝撃でした・・・
とにかく、ウッドベースから出てくる音量が桁違いに大きいんです。
もちろん、アンプを通して増幅した音ではなく、間近で聞く生音が、僕の弾いている音と全然ちがいます。
見ると、右手の指先がはじき飛びそうな位に弦を弾きまくってます。
更に、奏でている音も、なんだかそれだけで心地よい素敵な演奏でした。
細かい技術的なことは、まだまだ良くわかりませんが、あれくらい弾けるようになってみたいですね。
2-に関して、はてなダイアリーで検索をかけたところ、
◇スイング
ゆれる、振るなどの意味。
スイングジャズに由来する。
ジャズの世界では、音楽的に優れているか、そうでないか、さらに言えば、それがジャズと言えるかどうかという判断に使用される。
「スイングしてるね。」はジャズを志すものにとって最高の賛辞となる。
◇グルーブ
演奏におけるノリ・リズム・テンポ・アンサンブル等に対する褒め言葉に使われる。
その存在や、聴く者・演じる者への影響は長らく指摘されているものの、科学的な解明がなされたり、容易な再現方法が発見されたりはしない不思議なもの。
だそうです。
この2つに関しては、ウッドベースを始めてから耳にする機会が多いですが、まだ自分自身の感覚としてつかみきれていません。
スイング感があるか、無いか
グルーブ感があるか、無いか
演奏を聞いた際に、まずは自分自身の感覚として理解できるようになりたいですね。
その上でいつか、「スイングしてるね!」と言ってもらえるよう頑張ります。
今回、具体的な課題や疑問が数多く見つかり、本当に収穫の多いジャムセッション参加とすることが出来ました。
マイルス・カフェの皆さん、参加者の皆さん、よしみせいいちさん、今回も本当にどうもありがとうございました。
http://www.1101.com/jazz/2004-12-24.html
ここではスイングについて分かりやすく説明されていますので、お時間あるときに一度読まれてみては。
たまには技術や論理から離れて、こういう風におもしろおかしくジャズについて考えるのもいいと思いますよ。
さっそく、最後まで読みふけってしまいました。
昔はタモリさんがトランペットを吹いているところを時々TVで見かけたように思うのですが、最近は目にすることが無いですね。
久しぶりに見てみたい気がしました。
こうしたHPに記載のあるようなことを読むと、JAZZに対する興味が広がりますね。
どうもありがとうございました。
今日は質問とアドバイスがあります。
質問は、僕も今年の1月頃にはマイルスカフェに行って、同じように「初めてのジャズピアノ」のベースラインを弾いていたことがあります。ただ、途中でベースのアドリブが回ってきていつも困っていましたが、ナントハウスさんは、ベースソロの時はどうやってこなしているんでしょうか?
次はアドバイス。ベースラインのグルーブ感をつかむためには、オスカー・ピーターソントリオのベストアルバムに入っている、ALL OF MEの演奏を聴くことをおススメします。演奏はたぶん、レイ・ブラウンだと思いますが、ラインでグルーブ感を出すってこういう感じなのかなっていうコツがつかめますよ。
僕自身はソロが終わるタイミングなども良くわかっていなかったのですが、適当なところで回りの人達が元通り演奏に戻ってくれるといった感じです。
ソロと言われても、まだ自分でベースラインを作ることも出来ないのでどうしようもないんですよね。
アドバイスありがとうございます。実は丁度、このベストアルバムを最近良く聞いていました。
このアルバム素敵ですよね。
特にグルーブ感を出すといったことを意識して聞いてはいなかったのでちょっと意識してみますね。
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