
週末に、michiさんの持っていた音源付きテキスト(ピアノ用スコア)に合わせてベースを弾く練習をしていました。
「なんか合わせにくいなぁ」とか、「まったく追いつけない」等々感じながらも、ひたすら突き進んでいたんです。
すると、この本の中にあった曲の中に、ピアノの左手パートが凄くかっこいい曲があったんです。
せっかくなのでこの左手パートを、ウッドベースで丸々コピーさせてもらうことにしました。
ところが、いざコピーしようと思うと、大きな問題が2点ありました。
1- ヘ音記号の楽譜が加線だらけ(下第3線/低い低いラまである)
2- 運指に無理がある
2番目の運指に関しては、半音キーを下げるとなんとかなりそうです。
というわけで、半音下げて、更に1オクターブ音を上げた楽譜を、5線譜に書き直すことにしました。
まず、元の楽譜には♭が4つあるので、このキーを半音下げるとシャープ1つの楽譜になりますよね。
このあたりは、WAKUWAKU調のドリルで学んだ知識をフル活用で対処出来るようになりました。
ところが、問題はここからです。
5線譜の頭につける調号(シャープ1つ)は解りましたが、音を音符にするにあたっては、結局ウッドベースの指版をイメージしてしか書けませんでした。
元の楽譜の音を、ウッドベースの指版上でイメージする
↓
イメージした音を、指版上で下に半音ずらす
↓
半音下にずらした音が何かを頭で理解する
↓
5線譜に音符を書く
結構な音数があるので、1音ごとに上記作業を繰り返すのは、かなり大変です。
更に、頭で理解した音が♭や♯の付く音だった場合には、♭や♯のどちらを使うべきかに頭を悩ませていました。
そんな事をmichiさんに話してみたところ、教えてくれたのが以下の話です。
「移調して、調合(5線譜の頭につける♯や♭)を変えているのだから、臨時記号(音符に直接つける♯や♭)が付く音は、元の楽譜と一緒だよ。」
もう、本当に目から鱗とはこのことでしょうか。
いちいち調合を見直しながら、♯や♭を付ける必要があるかどうかを確認して作業を進めていた僕には感動物のアドバイスです。
↑が解って作業量はだいぶ軽減されましたが、それでもまだまだ大変な作業です。
地道に進めてコピーしてしまいたいと思います。
ギターやエレキベース、コントラバス(ウッドベース)等は記譜音より実音(実際の音程)は1オクターブ下です。
もし、実音のママ記譜すると低音譜面の下線が多くなり読みづらくなるために、便宜上1オクターブ高く記譜することになっています。(^_^;)
なので、ピアノ譜面の低音譜をコントラバスやエレキベースで同じ音程で弾く場合は1オクターブ高く読み変える必要があります。
反対にピアニストが通常のベース譜面を弾く場合は記譜より1オクターブ下を弾く必要があります。
いただいたコメントを見て、一人だったにも関わらず、
へぇ~~~っ!
と声に出して唸ってしまいました。
たまたま楽譜が読みにくかったので、1オクターブ上げて書いてみていたのですが、そもそも、そうすることになっているんですね。
暗黙の了解、周知の事実、etc・・・
まだまだ知らない業界の慣わしが沢山あるものですね。
勉強になりました。
どうもありがとうございました。
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