
昨日は全く練習出来ませんでした。
一昨日は3時間近く練習出来たのですが、1日にして練習時間の貯金も使い切った感じです。
年末に向けて、煩雑な仕事を1つ抱え込む事になってしまった関係で、昨日は早速バタバタ(ジタバタ?)してましまってました。
毎年年末は何かと忙しくなりますが、今年はちょっと早い気がします。
このまま年末までこうしたバタバタ感が続くとなると練習が危ういですね。
週末には仕事の気分転換の意味でも、しっかり練習出来るといいんだけどなぁ・・・
というわけで練習も出来なかったので、楽器の事でも書いてみます。
↑写真ですが、これはチェロ用の指板だそうです。
ちなみにこれを見た時、最初はコントラバス用かと思いました。
それすら間違えてしまった自分には本当にがっかりですね。
(写真だと小さく見えるのはなんでだろう・・・)
この指板ですが、持ってみてずっしりと重たい事に驚きました。
指板だけをパーツとして持ってみた事なんて無かったのですが、見た目の感覚よりもずっと重たいです。
材質は黒壇(エボニー)とやらだそうです。
この素材については、以前から硬い木だとは聞いていましたが、たしかにこれだけ重たい木であれば相当硬いんでしょうね。
ところでこの木ですが、なんで真っ黒なんですかね・・・
中まで真っ黒のようですが、もともと黒い木なんてあるんですかね?
まさか焼いて炭のようになっているとも思えないですし、なんだか不思議です。
そもそも植物であるにも関わらず、この重さと硬さって、僕にとっては随分と謎の多い素材です。
それと、最近改めて弦のテンションについて調べてみました。
すると、もっともポピュラーなスピロコアのミディアムテンションで130kgあるとの事です。
テンションは駒にかかる重さとの事ですが、あんな薄っぺらい駒の上に、常に130kgもの圧力が加わっているというのは結構驚きでした。
駒の足の面積にしても、かなり小さいですよね。
単純計算で、片方の足に65kgの重さが加わっているとなると、単位面積あたりの重量というのは物凄い事になりそうです。
それを支えている表板が無事(?)なのも不思議な位です。
ただでさえ凄い圧力なのに、更にこれを指で思いっきり弾くわけですから、かなり過酷な環境ですよね。
特にスラップなんて事になったら物凄い事になってそうです。
そう考えると、やっぱりデリケートな楽器で、こまめに調整が必要だというのもなんとなく解る気はしますね・・・
また、その圧力を小指で押さえている自分も、やっぱり過酷そうです。
というわけで本日は、とにかくちょっとでも良いので練習時間確保のために頑張ります。
硬度も高く加工が難しいそうです。
磨耗の少なさと音の粒たちの良さ、構造上はネックの補強の意味合いも有って指板に本黒檀が使われているようです。
コントラバス用のしっかり厚みの有る本黒檀の指板材はかなりお高いようです。
少し質の落ちる?縞黒檀(黒と濃茶の縞模様。硬度は余り変わらない)は少しお安いですが。
最近の本黒檀指板、オール単板で安く出ている物(四十万前後?)は指板の厚みが薄いのが多いようです。
ちなみに、楽器屋さんで指板の張り替え(本黒檀)を頼むと福沢さんが10人以上は必要かと
指板の調整(ドレッシング)やナットの取り替え他調整なども含む。
弦の張力はダダリオ社が自社のヘリコア他の数値を公表していて、
ヘリコアのハイブリッドのミディアムで一本当たり約70キロ前後の張力が両端に架かっています。
単純計算で四弦合計で280キロ程度の張力が両端に架かっているようです。
テンションの強い弦なら300キロはオーバーします。
シンセティックコア(いわゆるナイロン)やガット弦は材質の関係で押さえるのは楽ですが意外に張力は強く架かっているようです。
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